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世界最高級
HEREKE(ヘレケ)
ペルシャ絨毯といえばイランのイスファハン、カシャーン、
でも知る人ぞ知る逸品はトルコのHEREKEです。
ヘレケのなかでもスペシャルなヴィレッジヘレケです。
古くは日本の天皇への貢物にも-ヘレケ |
へレケといえば、今ではシルクの最高級じゅうたんとして知られていますが、その昔はヤギの毛を使ったウールのじゅうたんを織っていて、現在のようなカーペットが確立されたのは1843年、ヘレケを訪れ、そのじゅうたんのすばらしさに目をつけたオスマントルコのスルタンがこの地に工場を設立した年、意外と新しいのです。 ヘレケの名前を一躍有名にしたのが、ドルマバチェ宮殿に敷き詰められたじゅうたん。スルタンに依頼を受け、前述のヘレケのオスマン王立工場と工房が勢力を挙げて作られたじゅうたんは宮殿内に大判のものが140枚、さらにお祈り用のものが115枚、総面積は4,454平方メートルに及びます。 この壮大な計画において、一つ問題が起こりました。それは天然素材の染めでは色があまり美しく出ないということ。しかしそれも1894年ドイツ皇帝ウィルへルム2世がトルコを訪問した際、化学染料を持参し、なんなく解決しました。ドイツからもたらされたこの化学染料はずっと色落ちすることなく、天然染料よりもすぐれていることから、ヘレケではこれを使い、今まで以上の最高級じゅうたんを作ることができるようになりました。 19世紀~20世紀初頭まで、ヘレケはオスマントルコの保護を受け、その品は、日本、ロシア、ドイツ、イギリスの王室に贈り物としても贈られました。 *つい最近も、すでにオスマントルコの統治下ではありませんが、トルコを訪問した当時のクリントン大統領にヘレケのじゅうたんが贈られています。 1923年トルコ共和国となり、一時ヘレケの生産は落ち込みましたが、1950年代に入ると、一念発起したヘレケの職人たちが伝統的な傑作を再び作り始めるようになりました。現在では限られたメーカーのみがその製造の優先権を持っています。 ヘレケはシルク独特のつややトルコの伝統的なモチーフはもちろん、ペルシアやオスマン領エジプトの曲線モチーフも魅力のひとつで、多くのデザインは現代西ヨーロッパのテイストに多大な影響を及ぼしました。そして、今もシルクじゅうたんの最高級品としてその名をほしいままにしています。 2012年 上記のヘレケじゅうたんについて記述してから 早14年が経過しました。 イスタンブールの大地震 チャイニーズヘレケの台頭とともに ヘレケじゅうたん産業は先細りの一途です。 『絨緞はウールに始まり ウールに終わる』遊牧民の生活の中に根ざした 手織りじゅうたん 今 もう一度振り返って 長い歴史の中の素晴らしい芸術品 トルコ絨緞の知る人ぞ知る 有名産地、ベルガマ カイセリブルンギュス アヴァノス マラティヤ コンヤ シヴァス 1000年以上の歴史を持つ トルコじゅうたんの逸品に目をむけて欲しい時です。 本物のトルコじゅうたんと出会って欲しい! 細かさだけが重要ではありません。 ザックリ織られていても高級絨緞には それぞれ芸術となるポイントがあることをぜひ、知っていただきたいです。 |
10~20代前半の細い指の時期にしかできない
HEREKEのお嬢さんが1年がかりで織り上げた逸品。
【商品情報】
サイズ:94.0x70.0cm
SILK&SILK
10 by 10
gardenのスペシャルヴィレッジHEREKEデザイン
ヴィレッジ:絨毯工場ではなく、
HEREKEに生まれたお嬢さんが家で織った絨毯